チリンティーが特別な紅茶である理由。
それは茶葉が栽培される場所とつくられる工程にあります。
チリンティーがつくられているのは、
ネパール東部のイラム地方にある天空の地です。
イラム地方は標高1,300メートル。
昼と夜の寒暖差が激しく、霧が発生する気候と土壌は紅茶栽培に最適です。
インドのダージリン地方に隣接しているため、イラム地方で栽培された紅茶は、
輸出されてダージリンとして販売されることが多いのです。
そのため、イラムティーとしては市場にあまり出回らず、その希少価値から幻の紅茶と呼ばれることも。
チリンティーの茶畑は、イラムの自然が手つかずの場所にあります。
標高1,750メートル。車道がないため、ほとんど車は通りません。
空気はこのうえなく澄んでいます。
ゆっくりと時間が流れているかのようです。
都会の便利さとは無縁のこの地で、チリン君の家族はていねいな暮らしを営んでいます。
ひとつひとつの作業に手間をかけることを惜しみません。
家族で協力しあい、楽しみながら紅茶をつくっています。